同時接種はOK?注射の間隔は?赤ちゃんの予防接種、知っておきたい2つのポイント【小児科医】

-
赤ちゃんの誕生後、すぐにやって来るのが予防接種の機会です。予防接種は赤ちゃんを病気から守るために大切なもの。できれば妊娠中からかかりつけの小児科医を探しておいて、生後2カ月になったらスムーズに進められるといいでしょう。
基本的な考え方について、予防接種に詳しい小児科医の太田文夫先生に聞きました。太田先生は「0才代前半は予防接種のピーク。早めに接種の予定を立てておきましょう」と言います。予防接種は赤ちゃん、そして社会全体を守るために必要です
赤ちゃんの時期の予防接種には、受けるべきものがたくさんあります。
「『病気にかかれば、自然に免疫はつく』などと考えて、予防接種を受けさせることを躊躇(ちゅうちょ)する人も見られます。予防接種を受けていない赤ちゃんが病気にかかると、重症化して命を落としたり、後遺症で苦しんだりすることもあります。さらに、本人が大変なだけでなく、家族や友だちにうつしたり、妊娠中の人にうつして、おなかの赤ちゃんにまで影響が出てしまう恐れもあります」(太田先生)
予防接種を受けることは、その子自身とママ・パパ、周囲の人々を守ること。社会全体から感染症をなくすためにも、積極的な接種を検討しましょう。