薬の飲み忘れを防ぐ!お薬カレンダー。活用方法を薬剤師が解説

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服薬中の薬の管理は大変です。飲み忘れ厳禁の薬もありますし、そうでなくても飲み忘れは薬の効果を半減させてしまいます。そこで活用したいのが、服薬管理をサポートしてくれるお薬カレンダーです。今回は、お薬カレンダーの活用方法を紹介します。
お薬カレンダーとは
お薬カレンダーとは、カレンダーにポケットがついており、薬をそのポケットに入れて管理することができる、薬専用のカレンダーです。一般的に、縦軸には曜日が、横軸には朝・昼・夜など服薬のタイミングが示されており、それぞれのポケットに、その曜日・時間帯に飲まなければならない薬をまとめて入れておくことで、薬の飲み忘れ防止に役立ちます。
一時的に薬を処方された場合はもちろん、飲み忘れ厳禁の薬がある場合や複数の薬を飲まなければならない場合、長期服用の薬がある場合など、服薬管理が難しいときにその効果を発揮します。(※1)お薬カレンダーを活用するメリット
お薬カレンダーの最大のメリットは、飲むべき薬と飲み忘れの有無が可視化されることです。
薬を飲めばポケットが空になり、忘れていればそのまま残るため、カレンダーを見れば薬を飲んだかどうかが一目でわかります。
また、カレンダーを家族が見やすい場所に貼っておけば、誰かが飲み忘れに気づいてくれるというメリットもあります。
服薬管理は、薬を飲む人だけでなく薬の管理をしている人にも負担になりがちですが、家族みんなで協力して行うのが理想的です。(※1)